【種族】について
　片道勇者TRPGでは、プレイヤーキャラクターを5種類の種族の中から選択することができます。

　　人間　　知力が優れる他は平均的な能力。最終形は育て方次第。　　ＨＰ13　ＭＰ12
　　耳長人　　要するにセーブ屋さん。知力・意志に優れる。体は弱い。　ＨＰ10　ＭＰ15
　　後天的な半獣人　　要するにネムリ。機敏・知力が高いが意志が低い。　ＨＰ15　ＭＰ10
　　　　　　　　　　　　　　　　　　※半獣人は、第一話が終わるまではまだ人間です。
　　生まれつきの獣人　　　顔も獣。体力・機敏が高いが知力は低い。　　　ＨＰ18　ＭＰ7
　　フェアリー　　ＨＰが極端に低いがフェアリー特有の能力を持つ。　ＨＰ5　ＭＰ１5

　※フリーゲーム版では【獣人】の存在はあまり前面に出ていませんでしたが、一部の敵や海賊Cは獣人です。
　　このTRPGの世界では、獣人も人間と同じように国を作って暮らしています。

【アイテムの補正】
　購入アイテムには、良い、悪い補正を付けることができます（『剣の巻物』による付与のような感じ）。
　基本的に、良い補正が付いたアイテムはより高価に、悪い補正が付いたアイテムはより安価になります。
　最初はみんなお金をあまり持ってないので、悪い補正を付けた安価な装備・使役動物が重宝されるでしょう。

【開錠】 クラス『冒険家』のスキル。ＭＰ2を消費して、開錠に挑戦できるようになる。
【地形サバイバル】 選んだ地形にいるとき、疲労判定・探索判定でボーナスを得られる。

【クラス】
　元の『片道勇者』と同じく、キャラクターは必ず【クラス】を選択する必要があります。
　ゲーム開始時に『クラス特有のスキル』を１つだけ経験値消費なしで得ることができ、
　以後は１シナリオ終えるごとに新たに１つずつ、経験値を支払って
　『クラス特有のスキル』を習得できます（もちろん、習得しないこともできます）。

　初期ルールでは　『剣士』『騎士』『狩人』『冒険家』『癒し手』『商人』の六種類のクラスが存在します。

【小さい】 フェアリー専用スキル。どんな動物にも乗れる、隠密行動にボーナス、食料消費不要。
　　　　　 また、誰かの荷物にもぐりこんで旅をしている場合は疲労判定が不要になる。
【騎乗】 フェアリーなら自動取得。動物を乗りこなすことができる。動物に乗って旅すると疲れにくい。
【飛行】 フェアリーなら自動取得。飛ぶことができ、戦闘中は常に後衛にいることができる。
【記憶術】 意識して見ていなかったことを後から思い出すことができるスキル。判定は知力+2D6。
【修理Lv1】 壊れたアイテムを修理するスキル。使用回数はシナリオ中に＜レベル＞回まで。
【動物使役Lv1】 使役動物を＜レベル＞匹だけ飼い慣らせるスキル。
【読み書き】クラス『商人』のボーナス取得スキル。文字を読み書きすることができる。ないと文字が書けない。
【鑑定】 クラス『商人』のスキル。アイテムの鑑定が可能で、一度失敗してもＭＰ5でより高度な鑑定ができる。

【使役動物】
　キャラクターは【使役動物】スキルのレベル分だけ、使役動物を飼うことができます。
　使役動物の主な役割は荷物を運搬すること、荷物が全然持てないフェアリーにはほぼ必須です。

　なお、【勇猛な】の有利補正を持った動物なら戦闘もできますが、調教には莫大な費用がかかります。
　【小型動物】【中型動物】【大型動物】の3タイプがあり、主に体重で区分けされています。

【連続攻撃 Lｖ1】 クラス『剣士』のスキル。近接攻撃時のダイスに3が出る限り最大Lv回まで連続攻撃。
【剣修練】 剣の攻撃力＋値を有効にできる。いくら攻撃力がある剣でも、これを習得しないと無意味。
【フェイント】 「機敏/2(端数切捨)+1D6」の分だけ敵の次の防御力を減少させる。
【キャンプ】 シナリオ中に＜レベル＞回だけ、休息時のＨＰ・ＭＰ回復量を【+2D6】ポイントだけ増加できる。
【地形サバイバル/砂漠】 砂漠にいる間の疲労判定・探索判定にボーナスを得ることができる。

【能力看破】 クラス『狩人』のスキル。知力＋2D6で成功すると、敵の能力や習性を知ることができる。
【弓修練】 弓を使いこなすことができる。これを持たない場合、弓系の武器を装備することはできない。
【料理】 食料を料理することができる。うまく料理できれば休息時のＨＰ・ＭＰ回復量をアップさせられる。
【マッピング】 地図を書く。道に迷いにくくなる他、書いた地図を街で売ることもできる。

【装備の破損】
　このTRPG内では、特別なことがない限り自然に武器・防具が壊れることはありません。
　しかし【壊れそうな】の補正が付いた装備は別で、これらを使った判定で1ゾロ（ファンブル）が出ると
　その装備は完全大破し、修理することも使用することもできなくなってしまいます。
　ただし、【壊れそうな】装備は、通常の半額で購入できるという利点もあります。

【治療】 クラス『癒し手』のスキル。ＭＰ3と医療キットを消費し、10分かけてＨＰを意志＋1D6点回復。
【読み書き】 文字を読み書きすることができる。このスキルがないと文字が書けない。
【キャンプ】 シナリオ中に＜レベル＞回だけ、休息時のＨＰ・ＭＰ回復量を【+2D6】ポイントだけ増加できる。
【料理】 食料を料理することができる。うまく料理できれば休息時のＨＰ・ＭＰ回復量をアップさせられる。
【地形サバイバル】 選んだ地形にいるとき、疲労判定・探索判定でボーナスを得られる。

【軽わざ】 クラス『冒険家』のスキル。ＨＰ3を消費し、1回の行動に機敏+2することができる（全身運動のみ）。
【修理Lv1】 壊れたアイテムを修理するスキル。使用回数はシナリオ中に＜レベル＞回まで。
【読み書き】 文字を読み書きすることができる。このスキルがないと文字が書けない。
【キャンプ】 シナリオ中に＜レベル＞回だけ、休息時のＨＰ・ＭＰ回復量を【+2D6】ポイントだけ増加できる。

【(地形/環境)サバイバル】スキル
　あなたが特定の【地形】【環境】にどれだけ慣れているかを表すスキルです。
　たとえば【地形サバイバル/森】を持っていると、森にいる間の【疲労判定】や
　【何かを探索するときの判定】で【+3】ものボーナスを得ることができます。

　【環境サバイバル】はそのお天気版のようなもので、【雨】や、【冷雪（寒い環境）】などでの
　【疲労判定】に【+3】のボーナスを得ることができます。

　【地形】は[平地/森/遺跡/砂漠/山岳]、【環境】は[穏やか/雨/冷雪/暴風/灼熱]から習得できます。
　【地形サバイバル】も【環境サバイバル】も、1種の地形、1種の環境ごとに経験値が必要です。

【マッピング】スキル
　地図を書くことができるスキル。遺跡の位置や、構造などを記載した地図は良い値で売れる。
　能力を発揮するには【マップキット】が必要になる。

　迷わず進めたか【知力+2D6】判定するとき、さらに【+3】の補正が付く。
　作った地図のクオリティの判定も【知力+2D6】で行う。

【二つ名とは？】
　キャラクターには、片道勇者でもおなじみの「弱そうな」「強そうな」といった【二つ名】がつきます。
　【二つ名】はシナリオごと、または物語の区切りごとにランダムで切り替わります。
　2D6を振って大きな出目の二つ名であればプレイを有利にすることができ、
　逆に小さい出目だと弱点が付いてしまいます。


＜二つ名リスト＞　2D6を振って決定します

　12 最強の 　2回も好きな出目に＋2できます（1度の判定で1回）
　　　　　　　　　ダイス振った後やダメージ判定後でも使用ＯＫ。
　11 優秀な　　1回だけ好きな出目を＋2できます。ダイス振った後やダメージ判定後でも使用ＯＫ。
　10 強そうな　1回だけ好きな出目を＋1できます。ダイス振った後やダメージ判定後でも使用ＯＫ。
　9　凄く硬い　ダメージ計算後、1回だけ任意のダメージを-2できます。
　8　元気な・かわいい・強気な・美しい　好みで選択、特に効果はありません、ポジティブ系。
　7　何もなし　　何もなし。普通が一番です。何もなくて寂しかったら「普通の」を付けてください。
　6　疲れた・けだるい・切ない・汚れた　好みで選択、特に効果はありません、ネガティブ系。
　5　エッチな 　エッチになります。ロールプレイのチャンスを逃さないで！
　4　ドＭな 　　ダメージを受けるたびに歓喜の声を上げてください。
　3　弱そうな　「目標値と同じ値で成功した判定」が1回だけ自動で1失敗扱いになります。
　2　最弱の　　「2D6の出目が4以下」になると1回だけ自動で1ゾロになります。
　　　　　　　　　早めに4以下を出さないと恐いですよ。

【治療】スキル
　クラス『癒し手』のスキル。医療キットとＭＰ3を消費して、10分かけてＨＰを意志＋1D6点回復できる。
　簡単な状態異常も回復することができ、その際は意志＋2D6で判定。

　医療キットなしでＨＰ回復させることもできるが、ＨＰ回復量は1D6−2点になる。

※【治療】スキルは【医療キット】なしでも使うことができますが、回復量が【1D6-2】になります。
　 どのみち治療には10分かかるので、この場面では使えません。