シルフェイド幻想譚 シークレットファイル |
掲載日:2008年 5月5日 ' |
1回のプレイでは全てを知ることができないシルフェイド幻想譚。 すでに5年経ったので、今回はキャラクターやシナリオ、世界観の一部について まとめたシークレットレポートを公開! でも本編の内容については、かなりの事がWikipediaの方にも載っているので、 そちらも合わせてご参照下さい。 Wikipedia シルフェイド幻想譚 ※本データには多数のネタバレ、およびゲームをプレイしていないと 分からない内容がございますのでご了承下さい。 【世界観編】 ◆フォースってどんな風に発動しているの? 呪文もいらず、予備動作もいらずで、魔法というよりは「超能力」といった方がイメージが近い。 例えば「火炎」のフォースだと、敵をジーっと睨むと燃え始める。 簡単なフォースは約1秒に満たない集中で発動することが可能。 ◆50年前の戦い 50年前に魔王が現れたとき、剣士ゼイウスと賢者サリムを中心とした人間勢力と 魔王を中心とした竜人勢力が衝突。最終的に人間勢の勝利に終わったが、 魔王が最期に放った呪いで50年後、賢者サリムは邪悪な竜人と化してしまう……。 ※裏設定 50年前の戦いでは竜人たちは武装しておらず、全員素手か、 あっても棒きれを武器にしていた程度だったので、 トーテムを持たない人間たちでも容易に対抗することができた。 そのときに惨敗した記憶ゆえ、現在では 竜人たちが積極的に人間の街に襲ってくることはない。 竜人たちもまた、人間が恐いのだ。 ◆500年前の戦い 500年前、人間と竜人の、不幸な最初のコンタクトがあった。 どこからか現れた魔王と竜人が、突如人間たちを襲ったのである。 しかし天より一角獣の娘リクレールが降り立ち、勇気ある人間たちと共に戦い、辛くも勝利を収めた。 その際、リクレールは不思議な三種の金属を鍛冶屋ガラン(初代)に渡し、 太陽の剣、大気の盾、大地の鎧を作らせ、それを身につけて魔王と対峙したという。 戦いが終わったとき、リクレールは未来に備えて、勇気ある者たちにトーテムを与えて いずこへと去っていった……。 トーテムの力を与えられた者たちは、今もその子孫を後世に残し続けている。 が、実際は、当時のリクレールは剣の扱いすら知らず、 しまいには計4回くらい泣いていたと本編で語られている(フェザー談)。 この時に倒された魔王は、水中の神殿に封印されている。 ◆トーテム ・幻想譚世界のトーテムは基本的に 「姿が見えない」「話せない」「見聞録世界のトーテムより強力」 という三つの特徴がある。ただし主人公のみ、前記2つに当てはまらない。 ・これらの特徴は、トーテムが誕生してからまだ世代が浅いことが原因である。 原初のトーテムは自我を持たず、ただ人間に力を与えるためだけの存在だったのだ。 ・アルバートのトーテムは主人公にも見えるはずなのだが、 幻想譚中ではアルバートがトーテムを出していないので、姿を見ることはない。 ◆意識の海って結局何? 時間や世界に関わらず、あらゆる魂が行き着く先。 これから生まれる者のゆりかごとなる世界でもあり、 夢の中でたまたま通りがかるかもしれない世界でもあり、 また、これまで一生懸命生き抜いた意識が休むための場所でもある。 プレイヤーである「あなた」は、この意識の海を通じて幻想譚世界に干渉している。 ◆15日目に起きる「災い」の正体は? 竜人の「神」の手によって、「全ての人間が消されてしまう」ことを指している。 12日目後から人々の姿が透け始め、15日目が終わると同時に全ての人間が消滅してしまう。 止めるには「神」と呼ばれる存在を倒すしかない。 【キャラクター編】 ◆リクレール 主人公やシルフェイドの天空島を作りだした神のような存在。 だが実際は誰にも神とは呼ばれていないし、本人も神とは名乗っておらず、 ただ単に「大きな力を持った存在」というのが最も正しい共通認識である。 しょっちゅう夜更かしをするらしいが、 幻想譚世界で一体何をして夜更かししているのかはトーテムしか知らない。 ちなみに、主人公のための身体をすぐ作り出すことはできても、 「自分で考え、判断する」ほどの経験十分な意識は作り出せないので、 そのような意識はいつも「意識の海」から拾ってきている。 トーテムたちも、その精神のベースは意識の海から拾われてきたものであるため、 別の世界・次元にトーテムらの「精神の元」がいても不思議ではない。 あらゆる世界、あらゆる時間が「意識の海」で繋がっているのだ。 ◆クロウ(トーテム) 主人公に与えられる獣のトーテム。 真面目でツッコミが素早いのでいじり甲斐がありそうなトーテムである。 月が好き。初心者向けなので一周目をクロウにする人が多かったらしく、 人気投票でもそれなりの結果であった(4位!)。 「クロウでないとクリアできない」という人が意外といたので、 RPGが苦手な人を助けたという点では大きな功績を残したと言える。 ◆フェザー(トーテム) 美しいモノ(※要は女性)が好きな鳥のトーテム。 ちょっとお軽い性格なので気に食わない人も多いらしいが、 その一方で熱狂的なファンがいる。いつか開発日誌に落書きで書いた 人間バージョンの少女の姿に惚れましたというのが大半である。 だが性格はあまり評価されていない。哀れなキャラである。 敏捷こそ非常に高いものの、トーテムの総合力的には中途半端でイマイチ。 開発当初の予想通り、見事にサマ●トリアの王子現象が発生している。 だがハードモードでは敵の敏捷が高くなるため、少しは活躍できるシーンが増えるようだ。 実は一番の上級者向けトーテムではないかと言われている。 (※サ●ルトリアの王子……DQ2に登場した魔法剣士キャラ、 攻撃も魔法も中途半端でパッとしないキャラクターだった) ◆スケイル(トーテム) 理力に長けた竜のトーテム。理力以外はからきし弱いが、 プレイヤーの理力の応用具合で最強キャラにも最弱キャラにもなる。 「スケイルではクリアできない」という人が発生したことから分かるように、 扱い的に上級者向けとなっている。 また、幻想譚における超絶人気キャラでもある。 トーテムゆえに全キャラ中で一番付き合いが長くなる上、 仲間にもなるので開発者もおそらく一位になるだろうなと思っていた。 このトーテム特有のイベントとして、とある水中神殿にいる初代魔王に、 スケイルの「人間にしてほしい」という願いを叶えてもらうことで 彼女を人間化させ、仲間にすることができる。 「女性的な性格である」と公式ページにあるが、人間状態になった姿も女性である。 本人曰く、「胸を軽くしてもらわないとちょっと邪魔です」という体型。 持っているフォースがやたらと都合がいいものばかりだが、 これはもともと理力型の主人公の役に立つためだけに スケイル自身が能力をオーダーメイドしたからであると、作中で本人が語っている。 「耳のひれを触るのがクセ」だとか「変身するときに一瞬服が見えなくなる」などといった フィールドでの相談コマンドの内容は要注目である。 といっても、主人公が女性だと「あーそう、はいはい」と言いたくなる内容も多い。 状況によっては、竜人たちの新たな神となる。 相談メッセージ 「ゴンベエ様、ファイトですよ!踊って応援しちゃいますから!」(※13日目) 「宿屋で寝るときは同じベッドですけど、変なことはしないでくださいね……」 「ゴンベエ様にさわってて思うんですが、生き物ってこんなに温かいものなんですね……」 ◆アルバート 別の世界(?)からムーの村の「時の扉」を越えてやってきた元傭兵。言葉が通じない。 幻想譚の世界にいるとトーテムの力が増幅されるらしく、 彼の本来の得意武器である銃を持たなくとも凄まじい戦闘力を誇る。 ちなみに、彼は見聞録世界のアルバートと同一人物である。年齢は二十台半ば~後半辺り。 相談メッセージ 「死ぬのなら、痛みの中で死にたいな…気がついたら消えてたなんてまっぴらだぞ、俺は」 「おまえがこのまま旅をし続けて、万が一エシュターという男に会ったら、こう伝えて欲しい。 『アルバートは遠くへ旅へ出た』と、そう、伝えてくれ……頼んだぞ」 (※15日目) ◆イシュテナ (夫クラート、息子セシル) リーリルの街に住むトーテム能力者の女性、理力に長ける。 というものの、実は一番役に立つのは「転移」のフォースだったりする。 「トーテムの力を持つ者として子孫を残さねばならない」という都合で夫クラートと一緒になった。 そんな背景があるため、クラートとは少し愛に欠ける夫婦関係が築かれているのだが、 それなりに仲はいいようである。 性格はクールだが、祖父を捜すために天空島を一周するなど行動力も高い。 息子のセシルもまたクールな少年だが、イシュテナが死んだ場合、 母の死に直面しても涙を流せない、自分の冷淡さを嘆く一面も見せる。 それはトーテムによるものか、それとも血筋ゆえか。 ちなみにセシルは、生まれて半年で歩き始め、8ヶ月で話し始めた天才児(イシュテナ談)。 ※裏設定 劇中では語られないが、イシュテナはエシュターのご先祖様である。 そのクールでドライな性格はエシュターにも受け継がれている。 相談メッセージ 「セシルだけでも『時の扉』で別の世界に飛ばせないかしら……なんてね」(※14日目) 「セシルね、生まれて半年で歩き始めて8ヶ月で言葉を話したのよ…… これって、とても早いらしいわね」 「うちの旦那、ああ見えて全然たよりないのよ……まあ、別に誰でも良かったんだけど」 ◆ウリユ シイルの街に住む、銀髪盲目の予言者の少女。 彼女は未来を見ることができるが、それが可能なのは 未来が決まっている人物(つまり設定通りにしか動かないNPC)に対してのみで、 主人公のような別世界からの介入者の未来は見ることができない。 目が見えないのにお守りを作ってくれたりして、主人公に親切にしてくれる。 なぜか地下が大好きで、トカゲ砦地下で「相談」すると、 「地下は好き?」と質問を投げかけてくる。 全てのキャラの中で、仲間になる条件が最も厳しいキャラクター。 仲間にするには、4日目までの何日かに渡ってウリユに話しかけた上で、 4日目24:00のシイルの防衛戦で負けなければいけない。 すると、滅びた街にたたずむ幽霊のウリユを仲間にすることができる。 本来、霊体は物理世界に影響を与えることはできないが、 彼女の専用武器「亡霊の爪」は例外である。 これはフォース的な武器で、攻撃力には意思Lvだけが影響する。 ウリユは最初からLIFE0で敵に狙われることはないので、 一人でラスボスに突っ込んで行ってやっつけてもらいたいところだが、 主人公の認知していないところでは、霊ウリユはありとあらゆる物に 影響を与えることができなくなるので、それはできない。 本当は、ウリユを守りきれなかった主人公の自責の念が生み出した、 ただの幻なのかもしれない。 相談メッセージ 「生まれつき髪が白い人ってね、神様の力がそなわってるんだってお母さんが言ってたよ」 「わたしにはお父さんもいたんだけど、生まれる前に死んじゃったんだって…… 天国に行ったら会えるのかな?」 「人間が消えてもトカゲの人の世界になるだけで、心の通じ合いなんかは 何も変わらないかもしれないね」 ◆エージス サーショの兵士詰め所の長。 トーテム能力者で、パンチ一発でトカゲ兵を屠ったことがある。 (ちなみにノーマルモードでは実際に素手で緑のトカゲ兵を一撃で倒せる、要クリティカル) しかし戦闘能力は全キャラ中屈指の微妙さ。決して弱くはないのだが……。 娘(メアリー)思いで部下思いのいい父であり上司だが、娘を人質に取られるとめっぽう弱い。 もう年になるまで戦いきったので、自分一人の命どうということはない、という意識もあるかもしれない。 ついでに下品な発言が目立つ。色んな意味でいいオッサンである。 ちなみに、トカゲ砦に捕まってる間、毒入りのメシを食ったせいで瀕死になっている。 相談メッセージ 「実は俺、メアリーに首を絞められたことがあるんだぜ」 「なあ、なんで男って風呂で屁こいたらアワが前に来るんだ? 邪魔なモンが付いてんのによ」 「いやぁ、誰かと一緒に旅すんのは俺の嫁さん以来だぜ……」 ◆セタ リーリル東の砦の副隊長を務める竜人。戦闘能力は攻守共にバランスが良いが エージスとさほど変わらない印象。正々堂々とした武人の魂を持つ。 「戦うべき者同士だけが戦うべきである」という意識が強く、 非戦闘員や戦う意志のない者が襲われるのが許せない性格。 しかし、それさえ守れれば手を組む友となることも可能である。 開発当初は、父親である隊長&セタと、エージス&メアリーの対比で 物語を演出できないかと考えていたが、メアリーが参戦しないことになったため その辺りのシナリオはボツになった。 ちなみにエンディングでセタの父親が生きていると明らかになるが、セタは女性である。 一緒にベッドに入ることは絶対にないので、少なくともセタの純潔は守られている、 セタファンの人は安心して良い。 え?他のキャラはどうかって?それはあなたの操る主人公次第。 状況によっては、竜人たちの新たな神となる。 ◆アーサ 世界一周を目指す旅人。途中からアルバートが同行する。 かなりおおざっぱな性格で、アルバートと話ができなくても特に問題だと思っていないようである。 ただ単に世界一周を目指すだけの旅人に見えるが、 ゲーム中で「家」を持たない人間は、実は彼一人である。 これまで一体どこに住んでいたのか? ※裏設定 アーサの正体はバーン城の王子である。 父である王がおかしくなったことに気付き、なんとか治そうと世界一周がてら 手がかりを探している……という設定があった。 結局、流れ的に王を救済するイベントが作れなくなったので、 この辺りの設定は劇中で語られることはなかった。 ◆シン&シズナ サーショの街にいる貧しい姉弟。主人公と同性の方のキャラが病気で寝込んでいる。 森で、薬草摘みのついでに取ってきた山菜や木の実を売って生計を立てている。 フォース能力もそれなりにあり、実は野犬の一匹や二匹なら十分倒せる。 助けてあげると、主人公を慕い、いつか恩返しをすると言ってくれる。 結局、その恩返しが為ることは決してないのだが……。 実はオーバの孫である。また、シルフェイド見聞録のシーナの先祖でもある。 会話メッセージ(男主人公、バカには見えない服装備時) シズナ「あ、あの、知ってますか……?」 「そんな格好で女の人の前に出ると、きらわれてしまうんですよ……」 「わ、私は別にかまいませんけれど……」 「……その葉っぱ、ステキですね……」 スケイル「やっぱりステキですよね、ゴンベエ様の葉っぱ……」 ◆オーバ トーテム能力者であるが、身体能力はかなり衰えている。 理力に長け、50年前の戦いでも優秀な戦果を残したが、 「今後現れるであろう脅威」に対抗するための戦闘用フォース開発に固執するあまり、 危険分子とみなされ、リーリル理力研究所から追放されてしまう。 ちなみに、オーバはもともとシズナという名であった。 オーバはさらなる戦闘用フォースがいつか必ず必要になると信じており、 追放された仲間同士で、優秀な者だけが集う「隠れ里」を作った。 彼女の最高傑作のフォース『邪眼』は、魔王や、ましてや神ですら確実に 眠らせることができる最強のフォースである。 ちなみに、昔は美人だったらしい。 今も首から下は目がつぶれるほど美しい(※自称)らしいが、誰も見たくない。 相談メッセージ オーバ「雪景色には、ピチピチにひきしまったあたしの美貌がはえるねぇ」 フェザー「おばあちゃん、ボケてないで行きますよ」 ◆オーバとサリムの関係 50年前の戦いで、リーリルから戦いに赴いた幼なじみの二人。 オーバは時にくじけそうになるサリムを励まし、またお互いに支え合う関係であった。 若いサリムとオーバ(元の名はシズナ)。 その光景は、未来の物語であるシルフェイド見聞録の、エシュターとシーナの二人を想起させる。 だが追放されたオーバと、英雄となったサリムの二人は結果的に引き離されてしまう。 されど二人はトーテムの力を持つ者として、後世のために子孫を残す義務があった。 最終的に、お互いに適当な相手と子孫を作ることになってしまったのである。 オーバいわく、 「風の噂だと、もうサリムに孫がいるらしいじゃないか。 まあ、魔王を倒した英雄だからね、女には困らなかったろうさ……」 という、わずかに未練を匂わせるような言葉を残している。 余談だが、サリム専用のフォース「炎嵐(ほのおあらし)」は、 劇中でイシュテナに「実は雷光とあまり変わらないのよね……」と評価されている。 一見強力に見えるのは、その術者がみな強力だからである。 ◆ゼイウス 50年前、賢者サリムと共に魔王を倒した英雄。 劇中では語られていないが、実はエージスの父親である。 「太陽の剣を破損寸前まで使い込んだ」という、彼の無計画性を表すエピソードがあるが、 エージスを見ているとそれも何となく納得できる。 ちなみに、「ゼイウス」と「エージス」の名前は、ギリシャ神話の神「ゼウス」と、 ゼウスが使っていた防具の名「イージス」をモデルにしている。 ◆真なる魔王 敵の中で最も活躍した竜人。王に化けて将来有望な人材を片っ端から殺したり、 自ら兵を率いて村を壊滅させに行くなど、非常にアグレッシブな魔王。 これは、一般兵たちが人間を恐れてちっとも街に攻めに行かないので、 自分が率先してやるしかないと考えているためである。 幻想譚の登場人物の中でおそらく一番邪悪だが、冷静に考えると 「将来脅威になりうる者(物)を消す」という作戦以外、一切何もしておらず、 単に使命に忠実なだけと見ることもできる。 ※裏設定 彼の計画は常に緻密かつ大胆だが几帳面なところもあり、 王に化けているときは毎時間ごとにお手洗いに用を足しに行き、 人間らしさをアピールするのも忘れなかった。 (だが、あまりにも時間通りに用を足しにいくので、城の人間には不信がられていた) しかし、そのエピソードは魔王の凄みが吹っ飛んでしまうことを懸念されて 最後まで語られることはなかった。 なお、シルエットノートでは、その緻密さや真面目さがちゃんと悪い方向で発揮されている。 ウソだらけの現代社会においては、彼の真面目さはイマイチ活かしきれないようだ。 【システム編】 ◆1ターンって何秒くらい? 約2~3秒。エージスがトカゲ兵たちに捕らえられたときのシーンで エージスが3回攻撃でトカゲ兵を2体倒すシーンがある。 その攻撃開始から終了までが1ターン。 ◆ステータスのレベル 人間の平均値は、LIFE100、各種能力(筋力・敏捷・生命・知力・意志)Lv0を設定しており、 能力Lvが1上がるごとに約10%ずつ強化されていくと考えている。 サーショの兵士詰め所の最優秀一般兵、ドンの能力は、 筋力 Lv 3 敏捷 Lv 4 生命 Lv 1 知力 Lv 0 意志 Lv 1 であることから、普通の人間と比べて相当能力が高いことがうかがえる。 見聞録のエシュターですら知力のLv7が最も優秀な能力であることを考えると、 Lv80前後まで成長する幻想譚世界のトーテム能力者は 凄まじい能力を持っていることが分かる。 ◆仲間キャラの名前 仲間になるキャラクターは内部ID順に 「アルバート(1番)」「イシュテナ」「ウリユ」「エージス」「オーバ」「スケイル」「セタ(7番)」 と設定されている。最初5人のイニシャルがアイウエオになっているのは狙ったものである。 「ア」の人、「イ」の人、という風に簡単に覚えてもらえるかなと思って開発者が設定したものだが、 実際そうでもなく、割とみんなしっかり覚えてくれていた、残念。 【ボツになったイベント】 ◆拷問イベント 何度倒しても復活してくる主人公に業を煮やした魔王は、主人公を殺さず 捕らえることにする。そして仲間はどこにいるのか吐けと魔王に拷問されてしまう。 というイベントが案にあったが、その状況になったらきっと自殺した方が早い上に、 そもそもプレイヤーの人がそこまで何度も死ぬかどうか分からないということでボツに。 なおそのネタを考えていた時点では、「仲間も全員不死身である」という設定が存在し、 拷問イベントを発生させることで、そこに捕まっている仲間が一人増える予定だった。 ◆メアリー仲間イベント エージスが仲間になった後に死亡すると、娘のメアリーが代わりに参戦するという イベントが開発当初ネタとして挙がっていた。 しかし、そもそもエージスを死亡させる人が滅多にいないだろうと考え、ボツに。 メアリーのスペックは 「『氷霧』という、竜人に大打撃を与えられる全体攻撃フォースが使える」 「初期Lvは低いが、成長率が主人公並み」 という強力な救済キャラの予定だった。 ◆子ガメ イベント アイテムに「子ガメ」というものがあった。 ゲーム内時間で定期的にエサをやる必要があり、 エサやりを忘れると死んでしまうアイテムである。 実装までしていたのだが、登場させる意味がなかったためにボツになった。 元々はこの子ガメを育ててラストまで持っていくと、人間の優しさについて カメが語ってくれて、竜人との共存が達成されるというシナリオにする予定だった。 仲間キャラクターを選ばないという意味ではこちらの方が良かった気もするが、 結局その役目はセタおよびスケイルに譲ることになった。 だって、エサで釣られてしまうカメとそれに心動かされるラスボスという構図がどうも……。 以上、語られない裏側を含めて整理してみました。 シルフェイド幻想譚を遊んだ人も、遊んでない人も、これら情報を頭の片隅に置いておくと、 また違う物語が見えるかもしれない。 シルフェイド幻想譚シークレットファイル 終 |