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7月の日記

7月26日(月)

帰り道、トンボたちの祭りに出くわす。
50匹か、それとも100匹か、
数多くのトンボが私の帰路で舞っていた。
夕日に照らされた彼らの翼は金色にきらきらと輝き、
暗みがかった空に小さな光を灯していた。

沈み行く夕日が、静かに一日の終わりを告げる。
一日は早く過ぎ去りて、彼らの生もまた早く過ぎ去っていくのだろうか。

一日一日を全力で生きること、それが動物たちの生き方。また、自分の目標。
私は己の生が尽きるまで、生きる活力である燃ゆる念を抱いて生きていたいと願う。


明日の自分が、今日の自分より強くありますように。

7月16日(金)

日々は慌ただしく、
されど楽しくもあり。

ほんのこの前までヒナだったツバメが巣立って、
もはや誰もいない巣の残骸を見るたびに思う。
誰しも、気が付けば大人になって、
いつしか自分の力で生きていかねばならない時が来るのだと。

時が来て、今まで自分は何もしていなかったのではないかと
後悔するような事はしたくない。
いつでも自分の限界に挑戦したいと思うし、
そうやって自分の中の世界観や能力が深く広く伸びていくのは
面白く、嬉しく、良い事だと感じる。
だから、いつでも頑張りたいとは思っている。

ただ一つ、いつも考えていることがある。
人々を幸せにするにはどうすればよいのだろうか。

家や食べ物のような、生きるために必要なもの(こと)を
集めたり作ったり売ったりやってあげたりすること?
便利な物、新しい物を作り、生活をより楽に、より豊かにすること?
美術や物語を作ったり、道化のように人を楽しませたりすること?

どれも正解な気がする、外れはないと思う。それにこの三つだけじゃないだろう。
ただ日本人として、日本の人達にはどれが最も足りないのだろうと考える。
もしかしたら、どれもすでに一杯なのかもしれない。
食べ物には困らない、便利な電化製品もたくさんある、娯楽も見きれないほど溢れてる。

そんな状況で何かやったとして、何ができるのだろう。
何もできないかもしれない。
だが、そんな中で何かをやれたら、たいしたものだ。

だから今はただ、精進するのみ。
『最終的に何もできなくてもいいから、やりたいようにやってみなさい』
何かできればメッケモン、何もできなきゃ凡で結構。
少しでも多くの人を、深く幸せにできるような人間になれればいいなと、自分は願う。


明日の自分が、今日の自分より強くありますように。